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ピグマリオン効果

教育心理学でいわれる心理的な行動の1つで、「教師が期待することで生徒の成績が向上する」こと。
教師期待効果、ローゼンタール効果とも呼ばれている。

「ピグマリオン」という名称は、ギリシャ神話に由来している。
キプロス王「ピグマリオン」が、自ら彫刻した理想の女性「ガラテア」に本気で恋をして彼女が人間になることを願い、その思いの強さから生活が一変して衰弱していった。その姿を見かねたアフロディーテ神が彫刻に生命を与え、ピグマリオンは彼女を妻に迎えた。この伝説が「ピグマリオン効果」という名前の由来。

教師や指導者が良い結果を期待すると、実際に生徒の成績が向上したり能力が高まります。これは、数々の実験でも証明されていることです。

指導者から「あなたは、もっとできる」と言われると、実際のパフォーマンス(結果)は向上します。自信がつくことで次のパフォーマンスも向上し、次第に能力そのものが向上していくことが期待できます。

逆に「おまえはダメだな」と言われてしまうと、可能性を小さくして実際のパフォーマンスは落ちてしまいます(ゴーレム効果)。

この効果は、直接的な言葉である必要はありません。「期待のまなざしを向ける」だけでも、大きな効果があります。

人間は、とても敏感です。それに加えて人間は、理屈(意識レベルの思考)よりも感情(無意識に蓄積された記憶による判断)でものごとを見ています。
言葉だけでなく、相手に対する気持ちを大切にして他人と接してください。

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