ABOUT

「ＭＩＴ」は、「Making Independent Thinkers」の頭文字です。日本語で表現すれば、「自立した考え方で行動する人を育む」ということです。

最近、自立とか個人主義といった言葉に敏感な人が増えていますが、多くの人がイメージしているのは単なる孤立ではないかという危惧があります。私たちはみな、何かしらの人間関係の中で生きています。その中で、自分で自分自身を高める努力をすると同時に、自分の居場所を確定しているのです。

自立とは、なんでも自分ひとりで解決するというような非現実的なことではないはずです。そんな考えは、社会の一員でいながら無理に孤立しようとするバランス悪い考え方です。ＭＩＴ が考える自立とは、ごく自然に、自分が好きなことにエネルギーを使って自分を高める努力を楽しみながら毎日を送り、そのうえで「助けてほしい」「手伝ってほしい」というヘルプメッセージを出すことのできる姿勢を堂々と持つことです。

「日本の社会は個人主義に変わった」などといわれますが、根本的な構造が変わったわけでもありませんし、長い歴史を持つ日本の文化が急に方向転換したわけでもありません。メディアから受け取る偏った情報におびえて、強迫観念で行動するのはやめてください。” 自分の強み” を発見し、その強みを伸ばしたり積極的に使うことで、社会の一員として人生を楽しんでください。私たちは常に、一人一人が持つ内面のすばらしさに注目しています。

MITのロゴについて

黒い四角形は、私たちが属する世界を表しています。そして、四角形の中にある円は、世界を見るときの心の窓です。

ひとりの人間が自分の属する世界を観察するとき、盲点がなくすべてを見渡すことが理想ですし、それを目指す姿勢は大切ですが、それぞれの観点や価値観があるので偏りが生じます。ですからロゴに表現されているように、世界の一部分だけを見ているというのが実際です。同じものを同じ環境で観察したとしても、人によって評価は異なりますし、好き嫌いも含めて人それぞれなのです。

大切なのは、偏りがあることを知り、認めることです。そのうえで偏りを自分の特徴として大いに利用することです。また、自分が望むものを妨げる盲点があれば、それを減らそうと努めることです。

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