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ゴール設定

自分自身(あるいはチーム)の到達目標。最終的に目指す「目的」に対して、その目的を果たすための個々の到達点をゴールと呼ぶ。

人間のマインドというのは「現状から離れないこと」が心地良いと感じ、無意識的に現状のままでいようとします。しかし「なりたい」と思う状態を明確なゴールとして設定し、そのイメージを繰り返し自分自身に刷り込んでいくと、ゴールに向かおうとするエネルギーがマインド全体に生まれます。自然で、楽で、健康的に変わっていき、ゴールに到達することができます。

「こうしなければいけない」といった強迫的な言葉だけでは、正しいゴール設定はできません。到達している自分の姿に違和感を抱いたままだと、人間は現状にとどまろうとします。でもその仕組みがわからないので、「自分にはできない」というネガティブなイメージを増加させてしまいます。

達成したい状態を鮮明な映像としてゴールに設定し、達成している状態にいる自分が感じている空気、音、周囲の人の表情などを想像してください。このときの感情を繰り返し思い出して想像を膨らませると、ゴールに向かって努力することが苦痛ではなく、現状のままでいることに違和感を覚えるようになります。この時点ですでに、自分自身に対する評価の基準が変わっているのです。だから楽しく努力することができるのです。

人間のマインドは、単純かつ頑固なのです。本能的につらいことを避けようとします。でも、ちょっとした工夫によって自分自身をコントロールすることは、実は簡単なことなのです。

それに自分だけで決めることならば、ゴールのレベルを上げることも下げることも、異なる方向に変更することも、すべて自由です。ゴール設定やそれに向かって変わっていく自分を観察することそのものを、楽しんでください。

ピーター・ドラッカー(2005年没)は、経営学者・社会学者として有名でたくさんの著書を残しています。彼は取材で「今までの本で、どれが最高ですか?」という質問に対して、いつも「The next!」(次の本だ)と答えていたそうです。新しいゴールを設定しながら、常にワクワクしていたのでしょう。

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